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2013年07月29日

フォト都都逸『 焦がれ死ぬ身が夜叉にもなれず 愚魔女 』

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 都都逸で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★












★ 都都逸で交心v13s072803

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焦がれ死ぬ身が夜叉にもなれず

愚魔女のままで泣き明かす


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Posted by 青柳仁 at 00:37Comments(0)都都逸で交心

2013年07月07日

TAO交心『 緑陰をなんとはなしに歩きおる 』

 

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★ TAO交心v13s070606

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緑陰をなんとはなしに歩きおる

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 > 野ざらしを心に風のしむ身かな   芭蕉


 芭蕉さんの悲壮なスタンスが若い頃切実な憧憬として、遙かの彼方にではありましたが、鈍色に耀いていました。ランボーに絶句したと同じくらいの、文芸の道絶望の体験でした。
 以来鬱への逃亡虚構を隠れ往生籠もりとして、日常を小さく小さく生きて、日常に埋没する暮らしを何とか凌いできたそんな半生でした。
 一時迷って、パリは燃えているかに順応して野垂れ死に志向にも嵌りましたけれど、日常埋没の小さな暮らしにより、それなりに生きのびさせてもらい、今じゃぁ古稀を迎える年金暮らしの鄙の平穏無事を、楽しませてもらっています。
 ただ存命を喜んでいるだけの余計者人生に終始していますけれど、人の迷惑にならない範囲で、わがまま言葉あそびを楽しませてもらえて、もうこの上のHappyを求めることもありません。

 蛞蝓のような痕跡も残さないのが無一物遊びの本来の姿でしょうけれど、鄙の凡愚老仁にはもう本来の姿も虚仮の姿も、言葉あそびの上での楽しみとして、愛おしくなるような言葉たちです。
 言葉あそびに燃焼できる今ここのこの言葉たちが凡愚老仁のリアルな友だちで、路傍の草の花と同じように、凡愚老仁の呼吸した言葉の花なんでしょう。
 人には蛞蝓の痕跡ほどにも目には残らないのでしょうけれど・・・


 すずしさを心に遊べ臥遊人   仁


 雨ごもりにも鄙ごもりにも


 > 等閑に香をたく春の夕哉   蕪村


 今日蕪村さんを拾い読みしていたら、優雅にも香を焚く平安王朝の春の夕べの一コマを想像して遊ぶ蕪村さんに巡り遇いました。しかしその女官たちの仕草はなんとも懶い感じですね。恋を待つ女たちのアンニュイを描いて蕪村さんはやはり自分もなんとなく隠遁暮らしのアンニュイを楽しんでいるのでしょうか・・・春の花の華やぎも老ながらもそぞろ神に駆り立てられるようないのちの躍動もありません。
 <いざ行かん雪見にころぶ所まで>と雪を見るにしても切実な主体を詠いあげる芭蕉さんと違って、ぼんやりと眺める人なんでしょうね。

 逃避で世間を眺めて生きてきた凡愚老仁の鄙ごもりでしたが、言葉遊びに耽る楽しみを覚えて、妄想さえもぼんやりと眺めて生きる面白さもあることを蕪村さんに教えてもらったようです。しばらく真似蕪村さんを遊んで、ぼんやりアンニュイ郷愁を楽しんでみようかと思います。


 緑陰をなんとはなしに歩きおる   仁


 なんとはなしに昔おもいつ


 さびしさに迷いきたるかなめくじり   仁


 塩をまかれて消えゆくならい

 

 

★ TAO交心v13t060904

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来る夏を交心の人とあそびけり

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 雲人さん、いつも交心とサポートありがとうございます。
 忙中閑あれ。多忙真っ直中の雲人さんに声を掛けてもらうとパワーがいっぱいもらえてHappy、Happyです。奥琵琶湖から西近江路の旅を真似体験できるんですよ。追っかけのようにネットサーフィンしてバーチャル旅人遊ぶんです。
 一休さんの旅をした時、レインボーロードを渡って南の方を予行のつもりで一周ドライブしましたけれど、奥琵琶湖一周の旅したかったんです。病で、その夢も潰えてしまいました。残るは居ながらネットのバーチャル旅遊びしかありません。
 けれどけっこう楽しいんですよ。リアルな体験旅行と違って、知る楽しみが付加されますので、無知仁には時間も忘れてしまうほどです。


 > 行く春を近江の人と惜しみけり   ばせを


 今ここの、この風光の中でしかこの句はできぬものなんだと、芭蕉さんはいったそうです。自然法爾と同じで、命のシンクロなのでしょうけれど、バーチャルでしか生きられない人間にとっては、言葉あそびでも十分体感できるものなんですけれどね・・・


 バーチャルの体感575春の湖   仁


 近江の人の宝の便り


 恋遊戯に、唐突にワープするような自在さは、凡愚老仁にはないんですよ。
 交心のおかげの、交心にもらう、言葉あそび時空の変わり身で、居成りの凡愚老仁にとっては、交心が芭蕉さんのいう「今ここ風光」になるんです。


 来る夏を交心の人とあそびけり   仁


 交心あれば季トキ節の情湧く


 雲人さん、居ながらの鄙籠もり老仁にいっぱいの風光の便りありがとうございます。
 雲人さんの忙中閑の中の旅が自然法爾の命のシンクロでリフレッシュされて、更に豊かな慈愛に満ちたお仕事となって七変化しますように念じます。

 有漏路言葉あそび慰戯どっぷり浸かりの凡愚老仁でした。

 

 

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★★★  万葉集を遊ぶ交心v13s070413『 露草や自遊な恋は移ろわず 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★  優游575交心v13v053007『 紫草やなりきり巫女の詩詠まん 』 へどうぞ!!! ★★★

 

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Posted by 青柳仁 at 13:44Comments(0)写真俳句

2013年07月06日

徒然575交心『 長雨の水面の水輪夢映す 』



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★ 徒然575交心v13s070602

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長雨の水面の水輪夢映す

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 > 万葉集 01ー0051 采女の 袖吹きかへす 明日香風 都を遠み いたずらに吹く  志貴皇子

                       

 長雨や古人と遊ぶばんか   仁


 時を越えれば雨の楽しや


 まだ長雨がつづいています。
 それに風が強い。雨に逆らって燕が水田の上を飛びます。窓の外をぼんやりと眺めて恍惚に耽るひとときも楽しいものだと感じるようになれました。
 老いには老いの楽しみがあるものなんですね・・・


 長雨の水面の水輪夢映す   仁


 丘に采女の袖振るを幻る



 > さしぬきを足でぬぐ夜や朧月   無村


 壺中の老のひそとはなやぐ   仁


 今日も雨ごもりです。
 今日は徒然時空遊泳、真似蕪村を遊んでみました。壷中望郷の世界も広がっていますけれど、雨は詩の三友のひとつ、古の閨情を楽しみました。
 優游林住期礼賛になればいいのですけれど・・・


 艶の夜をつれづれあそぶ梅雨ごもり   仁


 真似てあそべばやがて秋くる


 > 罪もうれし二人にかかる朧月   漱石


 拾い読み遊んでいたら、壷中閨情遊泳を楽しんでいる漱石さんにも巡り遇いました。
 林住期礼賛のはなやぎ言葉あそびを楽しんでいるのでしょうね・・・





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★ 優游575交心v13t060502

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潮騒に憂き世忘るる夏の月

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 遊呼さん、交心ありがとうございます。
 万葉集も色々の読み方がありますけれど、凡愚老仁は、わがまま好奇心の赴くままに読み込んで遊ぶ悪癖を振りまいていますので、笑止の沙汰なんでしょうけれど、謎解き遊びに熱中していますので、ご寛容くださいね。

 > 万葉集15ー0967 潮みてば入りぬる磯の草なれや見らく少なく恋ふらくの多き   坂上郎女


 恋うる夜の多くなりゆく老いらくの無漏路の恋の海の棲み家よ   仁


 潮騒に憂き世忘るる夏の月   仁


 虚仮の身なれど罪は悔いけり





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Posted by 青柳仁 at 19:16Comments(0)写真俳句